2015 一橋大学入試総評

こんにちは!

ジェラーです!

さて今回は一橋大学の2015年の入試問題の総評です。

一橋というと都内の文系では№2の大学ですね。

日本全体で見ても、文系では京大と肩を並べているのではないかと思います。

間違いなく難関大学ですね。

そんな一橋の2015年の入試問題の講評を行います。

 

一橋の特徴

配点や最低点

一橋大学は、経済学部、商学部、法学部、社会学部からなる大学です。

入試問題はどの学部も共通ですが、学部によって配点が大きく異なります。

商学部

センター250点(国語50、英語50、数学2科目計50、理科50、地歴公民2科目計50)

2次試験750点(英語250、数学250、国語125、地歴公民125)

 

経済学部

センター210点(国語40、英語40、数学2科目計40、理科50、地歴公民2科目計40)

2次試験790点(英語260、数学260、国語110、地歴公民160)

 

法学部

センター270点(国語50、英語50、数学2科目計50、理科50、地歴公民2科目計70)

2次試験730点(英語280、数学180、国語110、地歴公民160)

 

社会学部

センター180点(国語20、英語20、数学2科目計20、理科100、地歴公民2科目計20)

2次試験820点(英語280、数学130、国語180、地歴公民230)

 

各学部の配点は以上のようになっています。

合格最低点はセンター試験込の1000点満点で、60%前後となることが多いです。

 

 

一橋特有の特徴

第一段階選抜

さて一橋大学ではセンター試験の結果を踏まえた第一段階選抜が行われます。

平成25年度は例外的でしたが、毎年第一段階選抜で熾烈な争いが繰り広げられることで有名です。

例年社会学部の足切り通過点は8割前後まで到達します。

また特に経済学部と商学部の間で高度な情報戦が行われることで有名ですね。

この2つの学部は2次試験の配点がさほど変わらず、また経済と商であれば学問的にも近い所があるので、毎年センター後、得点が思わしくなかった人は、経済と商のどちらが足切り通過点の得点が低いのかを予測して出願しようと考えます。

予備校のセンターリサーチをもとに更に動向が大きく変化するので、センター試験の結果がイマイチだったら意識すべき点かもしれません。

 

2次試験の配点

さて一橋大学は学部によって2次試験の配点が大きく異なります。

経済学部と商学部の間ではさほど大きな違いがありませんが、法学部になると英語が特に重要視されますし、社会学部になると数学の配点が一気に下がり、英語と地歴の重要度が一気に増します。

特に一橋の数学は東大を抑えて文系最高難度を誇りますから、数学がどの程度できるかによって学部選択を慎重に行う必要があると言えるでしょう。

また社会学部を受験する人は、センターの理科を徹底的にやりこむことも重要です。ここだけ得点が圧縮されず、100点分加算されます。かなり大きいですね。

 

2015 一橋大学入試総評

では今年の一橋の問題を見ていきましょう。

各科目順番に更新していきます。

 

英語

一橋は数学、地歴公民が圧倒的な難易度を誇り間違いなく文系最高難度です。

その一方で英語は旧帝大の英語と同程度の難易度で形式も非常にオーソドックスとなっていますし、そしてどの学部も配点が非常に高いです。

そのため英語で失点するのは何としてでも避けたい所でしょう。

 

大問数は5題でⅠ、Ⅱが長文読解、Ⅲが文法問題、Ⅳが自由英作文、Ⅴがリスニングです。

ⅠとⅡは特に出題形式に変化はなく、国公立大らしい長文読解の問題でした。

英文解釈力と日本語の能力を鍛え上げていた人なら高得点が狙えるはずです。

 

Ⅲの文法問題は正誤問題。

難易度も標準的でしょう。

 

Ⅳは自由英作文の問題で、3つあるテーマの内1つを選んで120~150wordsで記述するタイプのものでした。

具体的に問題を見てほしいんですが、これ3つテーマを設定してる意味あるんですかね?笑

というのも、1つ目の An educational changes your mirrors into windows の説明はやや高度ですし、3つ目の画像を説明する問題はそもそも画質があまりにも悪すぎてまあまず敬遠します。

結局消去法的に2に落ち着くと思うんですよね。

実際に受験した人の大半は2を選んだのではないでしょうか?

まあ2に関してはごくありふれたテーマ設定だったので、あとは論旨を明確に、ミスのない文章を書いていけば良かったはずです。

 

Ⅴのリスニングは質問に英語で答えるタイプのもの。

ディクテーションの練習が特に重要となるのは例年通りです。

 

全体として難易度は例年並みです。

しっかり実力を発揮したいですね。

 

数学

大問数5題で試験時間は120分です。

例年大問1は整数問題で今年から新課程で整数が必修化したことを考えれば、結構しっかり勉強してきた人も多かったはずです。

そんな中、今年の整数問題は拍子抜けですね。簡単です。

ここは何としてでも完答したいです。というよりここで完答できなければ地獄を見ます。

 

大問2は図形と方程式の問題で、多変数による軌跡と面積に関する問題。

設定がシンプルで、非常に一橋らしいなあと感じる問題です。

さてそうは言っても、処理量がかなり多く、途中で挫折する人がかなり増えそうです。

理系で出題されても何らおかしくありません。

 

大問3は確率です。

nを偶奇に分けて考えることがポイントですが、ここも処理量が多く、非常に高度です。

 

大問4は空間図形で、2動点の距離の最大最小を求める問題。

先ほどの2題よりはやや難易度は落ちる印象ですが、それでもやはり他大学の問題と比べたら難しいです。

とはいえ、先ほどの2題と比較しても、こういった類の問題は演習を重ねている人が多いでしょうし、ここは完答を狙いにいってもいいでしょうね。

 

大問5は2題選択で、1題が数列です。

典型問題でここは確実に取りにいきたい所です。

一方2は遂にきました統計分野からの出題です。

データ分析は実質センター試験からしか出題されないので、これを避けた人は非常に多いでしょう。

しかし僕だったらこちらを選択しましたね。

ただ計算ミスに気を付けて、計算をしていくだけで完答が狙える美味しい問題でした。

ただ大問5はどちらも標準的な難易度だったので、どっちを選んでも大差ないでしょう。

 

さて以上が2015一橋数学の特徴なわけですが、大問2、3がかなりの難しさだという事を考えれば、1や5で落としていたら崩壊します。

何としてでも1と5で完答を狙ってまずは2完。

その後2~4のうち自分が取れそうな所から部分点を稼いでいくのが良いでしょう。

 

難易度は昨年比で難化。

 

国語

試験時間100分で大問数は3題。

大問1は現代文。設問は語彙の問題があったり、また記述問題も制限字数が厳しい事から、他の大学と比較して高度な語彙力が要求される印象です。

設問自体は標準的なので、ポイントをしっかりおさえて解答したい所でした。

 

大問2は今年は文語文からの出題でした。

一橋では毎年大問2で古文と文語文どちらかの出題となりますね。

普段あまり学習が及ばない分野なので構えるところですが、設問は至って標準的。

一橋では古典の比重が軽いため、中々対策しない人が多いですが、基本的な古典の力があれば十分高得点を狙える大問でしょう。

 

大問3は要約の問題。

内容を把握すること自体は極めて簡単なわけですが、それをまとめようとすると中々難しかったのが今年の要約です。

というのも、本文が言いたい事をその都度内容を付け加えられながら述べられていくタイプだったので、段落分けによってその段落をまとめることで要約を完成させるという手法が通用しないからです。

まずは筆者の言いたいことを掴み、その後情報を取捨選択しまとめあげることが必要でした。

 

全体としては難易度は例年並みでしょう。

 

日本史

 

世界史

 

地理

 

 来年度以降一橋を受験する人へ

では来年度以降一橋大学を受験する人に向けて勉強法や対策について簡単に書いておきます。

参考にしてください。

 

早期に基礎を完成させる

一橋大学の入試問題はどの科目も非常に高度な学力が要求されます。

それに対応するためには、早期に基礎を完成させることが重要ですね。

特に英語や地歴公民でセンターレベルで困っていたらお話にならないので、早くから勉強を開始しましょう。

 

基礎完成後、深い学習を

英語

一橋で合格の可能性を高めたい人はまずは英語を得点源にすることです。

数学や地歴の難易度を考えれば、英語は比較的難易度が低めですし、科目の特徴的に一度得点できるようになれば非常に安定します。

また配点自体もかなり高いですね。

このレベルに耐えうる英文解釈力を身に付け、知識の拡充と共に、長文読解の練習を積み重ねましょう。

また自由英作文やリスニングも大事です。

自由英作文は簡単な文章で構わないので、ミスのない文章を書けるようにすること、そして相手にしっかり内容が伝わる文章でなければなりません。

リスニングに関してはセンターで満点近く取れるようになったら、その後は何度もディクテーションの練習を重ねて、英文で質問に答えられるレベルまでもっていくことです。

英語が得点源になればかなり有利ですね。

 

数学

間違いなく文系最高の難易度を誇ります。

それに対応するためにはまずは早急に基礎を固める事です。

基礎問やチャートの例題レベルは瞬時に解けるようになっていることが大前提ですね。

その後入試標準レベルの問題を何度も反復することです。

一対一や文系プラチカくらいのレベルの参考書をそれぞれ完璧に仕上げておきたいです。

 

また一橋では出題される分野がある程度固定的です。

大問1で整数が必須ですし、毎年確率も出題されます。

また今年こと出題されなかったものの、微積分も毎年出題されていました。

こういった頻出の分野は徹底的に勉強することが重要でしょう。

 

基礎を確実に仕上げた後は、実際に本番を想定して、自力で解答を導いていく練習を重ねるという地道ながら王道の勉強が一橋攻略の鍵です。

 

国語

他の科目と比べたらやや難易度が落ちるかなという印象ですが、出題される分野や形式が非常に特徴的です。

大問1の現代文は語彙問題や、内容説明の問題とありますが、高い日本語の力が必要です。

また大問2では文語文がよく出題されますから、過去問の対策は必須ですね。

そして最後の要約は非常にレベルが高いことが多いです。

出題される文章の論理展開が様々なので、その文章がどのような構成なのかを読み取った上で、200字にまとめなければなりません。

練習が必要ですね。

 

地歴公民

どの科目も明らかに教科書レベルを逸脱するような問題が出題されるのが一橋の特徴です。

特に地理は別格。

教科書レベルは本当に完璧にしておくことが大前提です。

そのうえで過去問をやってみて自分がどのくらい得点できるのかを確認してください。

そして他の科目との兼ね合いを考えて、どこまで突っ込んだ学習をしていくのかを慎重に見極めることが大事です。

例えば世界史であれば中世など必ず出題される範囲が決まっていたりもするので、その分野だけ徹底的に用語集をやっておくというのも一つの手でしょう。

 

全体のバランスを考えて賢く勉強するのを忘れないようにしてください。

 

おわりに

以上が2015年の一橋大学の入試問題の総評でした。

いかがだったでしょうか?

 

どの科目も正攻法で勉強してくださいね、という大学側からのメッセージが読み取れるような王道の問題となっています。

そして時としてそれは高校の範囲を逸脱します。

知的好奇心をもった積極的な学習姿勢が求められている証拠でしょう。

早い段階からそれ相応の対策を積んでいくことが大事ですね。

 

また一橋大学の合格の可能性を高めたい人はこちらを確認してください!

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